東北大学医学部 神経内科

教室紹介

教室概要

正式名称

国立大学法人 東北大学 大学院医学系研究科
神経・感覚器病態学講座 神経内科学分野




ミッション

神経学(Neurology)に関する 研究 ・ 教育 ・ 診療 という3つの柱に加え、translational research(橋渡し研究)の実践をかかげ、脳-神経筋疾患の新たな治療法・診断法を開発して社会に貢献することを日々めざしています。そのためにも、スタッフ全員が教育に力を入れることで、次世代を担う若手諸君を世界に通用する優秀な人材へと育てること、これこそ何より大切と考えています。

沿革

1963年 4月 東北大学医学部附属脳疾患研究施設が設置される。
1965年12月 東北大学医学部付属脳疾患研究施設脳循環部門(現神経内科)が発足した。仙台市南部にある附属医院長町分院(1946年に外来部門として発足)および分院附属の広南会広南病院(1948年に入院部門として発足、現在の広南病院)にて、神経内科診療が開始された。日本の各地に、相次いで神経内科学教室が発足した我が国のNeurologyの萌芽期であった。
初代教授として東北大学第二内科出身の板原克哉先生が就任された。板原先生は、当時の死亡原因一位であった高血圧・脳卒中に関して、秋田県雄物川流域を研究フィールドにした疫学研究から、我が国の医療における食生活の問題点(高塩分食、低蛋白食)を初めて発信され、高い評価を得た。また、早くから電気生理学などの神経学検査を取り入れ診療体制を充実されるとともに、脳卒中や筋疾患に関する基礎的研究から筋疾患、免疫性神経疾患の病因に関する研究など、幅広く神経疾患の臨床と研究を進められ、東北大学神経内科学教室の礎を築かれた。
1980年 3月 板原先生が定年退官される。同時に、脳疾患研究施設および長町分院は本院に移転・統合される。
1980年 4月 東北大学神経内科第二代神経内科教授・東北大学脳疾患施設長として、小暮久也先生が就任され本院での診療が開始された。我が国の脳卒中診療の基礎を確立されるとともに、積極的に基礎的・生化学的研究手法を取り入れ、新薬の開発や臨床応用可能な治療・検査などにも積極的に取り組まれ、現在使用されている脳保護薬などの開発などにも大きく貢献された。世界脳循環代謝学会総裁を歴任され1993年退官される。
1993年 4月 第三代神経内科教授として、糸山泰人先生が就任。
ただちに、多発性硬化症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、重症筋無力症など、神経内科が扱う疾患の中でも最も難治性とされる疾患に対する診療・研究体制を整え、多くの研究業績を発信し国際的に高い評価を得るとともに、多くの優秀な人材を輩出している。2007年には第25 回日本神経治療学会を主催し内外から高い評価を得た。2009年には第50回日本神経学会会長を主催した。
2011年 2月 第四代神経内科教授として、青木正志先生が就任。

関連学会

日本神経学会 日本内科学会
日本神経免疫学会 日本免疫学会
日本神経科学学会 日本再生医療学会
日本神経感染症学会 日本ウイルス学会
日本末梢神経学会 日本脳卒中学会
日本リハビリテーション学会 日本てんかん学会
日本高次脳機能障害学会 日本神経病理学会
日本人類遺伝学会 日本自律神経学会 など

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