研究トピックス
【抄読会だより】 2024年2月14日
2024/02/14
【抄読会だより】 2024年2月14日
Spinocerebellar
ataxia 27B: A novel, frequent and potentially treatable
ataxia
David p, et al.
Clin Transl Med. 2024 Jan; 14(1): e1504.
【要旨】
ロングリードシーケンスの導入により、FGF14遺伝子のイントロン1における(GAA)-(TTC)
repeatの増加によって引き起こされるSCA27Bが報告されている。同疾患はFGF14のloss of
functionによって発症すると考えられており、GAA
repeatが250を超えると病的とされる。同疾患における変性は小脳に限局し、脳幹や脊髄は保たれる。13-80%でEpisodicな症状を呈する場合があり、変性疾患だが注意が必要である。Downbeat
nystagmusもよく見られ、同症状を呈する患者では、200-249のGAA
repeatが対照群に比べ多い。4-aminopyridinの治療効果が検討されている。
青木 正志
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