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研究トピックス

【抄読会だより】 2017年10月25日

2017/10/26

 

秋季到来、学位審査・教室内予行で休会だったため3週ぶりに再開した抄読会では、以下の論文が紹介され活発な議論がおこなわれました。

Clinical manifestations of the anti-IgLON5 disease. Gaig C, et al. Neurology 2017; 88(18): 1736-1743. [PubMed]

【Points】 特徴的な睡眠呼吸障害を呈するIgLON5抗体関連疾患の臨床的特徴を22例で後方視的に解析した。診断時に嚥下障害や歩行障害・易転倒性、眼球運動障害、認知機能低下などを呈することがあり,進行性核上性麻痺様の症候を認める例もあった。病理学的には視床下部や脳幹被蓋部ニューロンへのタウ蛋白蓄積がすでに報告されているが、筆者らは特定のHLAアレルとの関連を報告して免疫学的機序に言及している。免疫学的治療が奏功する例はごく少数だが、早期診断・治療が重要である可能性を述べている。

(担当:生田目 知尋)

 

 

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