研究トピックス
【抄読会だより】 2017年7月5日
2017/07/06
今週の抄読会では、以下の論文が紹介され活発な議論がおこなわれました。
Age-specific and sex-specific prevalence of cerebral β-amyloidosis, tauopathy, and neurodegeneration in cognitively unimpaired individuals aged 50-95 years: a cross-sectional study. Jack CR Jr, et al. Lancet Neurol 2017; 16(6): 435-444. [PubMed]
【Points】 50歳以上で認知機能障害のない群に対し、アミロイドPET(A)、タウPET(T)、MRI(N)を用いてバイオマーカー異常の有無を検索した。50歳よりA−T−N−(正常群)は減少し、80歳以上では(A+T+N+)群が最も多くなり、85歳までに90%以上で1つ以上のバイオマーカー異常を認めた。認知機能障害のない群でも加齢とともにバイオマーカー異常の方向に進むことが示された。
(担当:此松 和俊)
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