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研究トピックス

【抄読会だより】 2017年12月13日

2017/12/13

 

今週の抄読会では以下の論文が紹介され、活発な議論がおこなわれました。

The Src/c-Abl pathway is a potential therapeutic target in amyotrophic lateral sclerosis. Imamura K, et al. Sci Transl Med 2017 May 24; 9(391). pii: eaaf3962. doi: 10.1126/scitranslmed.aaf3962. [PubMed]

【Points】 SOD1変異ALS患者由来人工多能性幹細胞(iPS細胞)を運動ニューロンへ分化誘導し、生存率が低下する表現型を見出した。薬剤ライブラリを用いて 7000種以上の化合物を投与した結果、生存率を改善させる薬剤としてボスチニブを見出した。同薬剤はSOD1変異モデル動物でも生存率改善効果を示し、iPS細胞を用いた薬剤スクリーニングの有用性が確認された。

(担当:秋山 徹也)

 

 

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