研究トピックス
【抄読会だより】 2017年11月29日
2017/12/01
今週の抄読会では以下の論文が紹介され、活発な議論がおこなわれました。
Blood–Brain Barrier Breakdown in Reversible Cerebral Vasoconstriction Syndrome: Implications for Pathophysiology and Diagnosis. Lee MJ, et al. Ann Neurol 2017; 81: 454-466. [PubMed]
【Points】 reversible cerebral vasoconstriction syndrome(RCVS)は雷鳴頭痛などに特徴づけられる症状と画像所見によって診断される症候群。神経合併症は様々あり、場合によっては経過中に死に至ることもあることから、早期診断が重要。本研究は contrast-enhanced fluid-attenuated inversion recovery(CE-FLAIR)MRIを用いてRCVSの血液-脳関門(BBB)破綻を記録し、BBBの破綻がRCVS早期診断の疾患特異的マーカーとなり得る可能性や、病態理解と臨床スペクトラムを広げた。
(担当:小川 諒)
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