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HGFを用いたALS医師主導治験の第5回ブースター会議を開催しました
2018/10/18
ALS患者を対象とする肝細胞増殖因子(HGF)組換えタンパク質の第II相試験(医師主導治験)は、東北大学病院と大阪大学医学部附属病院の2施設で現在も実施中です。
本治験の円滑な促進を目的とする5回目のブースター会議を10月18日東京にて開催しました。
今回は本治験を無事完遂するための資金調達や現場事象に関する情報共有をおこない、新たな被験者リクルート促進方策などに関して活発な議論をおこないました。
※ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、おもに運動神経の変性によって全身の筋肉にやせと筋力低下が進行し、やがては呼吸筋麻痺にいたる難治性の神経疾患です。 ALSの進行を抑制する薬剤としてリルゾールとエダラボンがありますが、症状を改善する治療法はまだありません。このため、新しい治療法の開発が世界中で切望されています。私たちは、日本で発見された神経栄養因子である肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor, HGF)を用いたALS治療法の開発に自らとり組んでいます。
(治験分担医師:割田 仁,鈴木直輝,池田謙輔,四條友望)
HGF-ALS医師主導治験ブースター会議#5.png
(HGF-ALS医師主導治験ブースター会議#5.png) |
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