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HGFを用いたALS医師主導治験の第4回ブースター会議を開催しました

2017/11/20

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、おもに運動神経の変性によって全身の筋肉にやせと筋力低下が進行し、やがては呼吸筋麻痺にいたる難治性の神経疾患です。
ALSの進行を抑制する薬剤としてリルゾールとエダラボンがありますが、症状を改善する治療法はまだありません。このため、新しい治療法の開発が世界中で切望されています。私たちは、日本で発見された神経栄養因子である肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor, HGF)を用いたALS治療法の開発にとり組んでいます。
ALS患者を対象とする肝細胞増殖因子(HGF)組換えタンパク質の第II相試験(医師主導治験)は、現在も東北大学病院と大阪大学医学部附属病院の2施設で実施中です。
本治験の円滑な促進を目的とするブースター会議を本日東京にて開催しました。
今回は治験の進捗状況をはじめ、被検者リクルート促進、治験実施期間、運用上の課題とその解決策を中心に活発な議論をおこなうことができました。
東北大学と大阪大学それぞれの施設から治験責任・調整・分担医師、看護師、clinical research coordinator(CRC)、調整事務局のスタッフが一堂に会し、大変有意義な会議となりました。

(治験分担医師:割田 仁)

 

 
会議冒頭挨拶 (HGF-ALS医師主導治験ブースター会議#4 - IMG_7607s.jpg)

 

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